乗り物は浪漫

乗り物は浪漫

電車が好きだ。何故なのか、深い理由までは分からない。学生の頃はそこまで好きじゃなかった筈なのだが、気がついたら乗り物の中で一番好きになっていた。車両は長ければ長いほどいい。都会に行けば沢山の種類の電車が見られるのが楽しい。電車同士がギリギリの幅をすれ違う瞬間など凄く興奮する。電車に乗り慣れている人だったら「何が面白いの?」と思うかもしれない。勿論苦労もあるし。秋田に居ると、住んでいる場所も場所なので、乗る機会がない。去年、父との二人旅で男鹿線に乗ったのが最後だ。だが各駅で流れる駅メロ、走行中の揺れ、流れる景色、警笛の音、何を取っても私的には最高なのだ。新幹線より在来線派で、乗れるならどんな電車でも喜んで乗る。機会があったらどこかで、乗り換えなしで行けるところまで行ってみたいものだ。

機関車も好きだ。絵に描くくらい大好きである。昔とある駅に機関車が来た時、見に行った事がある。動く機関車に乗った事はないので、いつか一度は乗りたいものだ。地面から突き上げるような汽笛の音は圧巻で迫力がある。黒く光る高貴な姿も素晴らしい。修学旅行で京都の梅小路蒸気機関車館(今は場所が変わって京都鉄道博物館となった)に行った時、展示されている機関車に乗って写真を撮った。お土産選びも楽しかった。また行きたいと思っている。因みに機関車は好きだが、ただ見たり乗ったりするのが好きなだけで、大した知識はない。鉄道好きを名乗るにはまだまだ未熟である。だが、それだっていいじゃんと思っている。因みにディーゼル機関車より断然蒸気機関車派である。

今通勤時にバスを使うが、バスも好きだ。ゆったり席に座り、振動を体全体で感じながら、ぼーっと遠くの景色を眺める。そして降りるバス停で降車ボタンを押す密かな楽しみ。「子供だ」と言われそうだが、子供っぽい事は自覚している。車内アナウンスを聞くのもいい。出来るだけ停車場所が多く、乗車時間が長い方が好きだったりする。だから、出来るなら駅の東口から乗るより西口から乗りたい派だ。幼稚園時代、通園バスに乗っていて追突事故に遭った事があるのだが、不思議とそれでトラウマになる事はなかった。

誰でもいいわけではないが(昔から友達の親が運転する車は苦手な方だった)、自分で運転するよりかだったら、誰かに運転を委ねたいと思う人間である。一時期自分で車を運転していた時期はあったけれど、仕方なくだったし、苦痛しか感じなかった。現在自家用車を運転するのは父だけだ。私は父の運転に絶大な信頼を置いている。それは小さい頃から変わらない。

自分の車を手放したからだろうか。人が運転する乗り物の有難みを強く感じるようになった(全部ではなく嫌いなものは嫌いだが)。運転手になりたいとまでは思わなかったものの、電車には電車の、機関車には機関車の、そしてバスにはバスの、小さいようで大きな魅力が詰まっていると思う。私にとっては一種の浪漫。乗り物に限らず、好きという気持ちはこれからも大事にしていきたい。子供の頃には感じなかった憧れやピュアな気持ちを忘れずに生きていきたいものだ。

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