Asmo家の味噌汁事情

Asmo家の味噌汁事情

私が野菜を食べられるようになったきっかけの一つが味噌汁、と言ってもいいくらい、味噌汁が大好きだ。ナス、ジャガイモ、キャベツ…どんな野菜でも味噌汁にしてしまえば大体美味しい(但し長ねぎだけは好きになれないけど)。

朝昼晩一度も味噌汁を飲まない日もある(お茶で終わる事もある)が、基本味噌汁が食卓に出る。

小さい頃から味噌汁で育ち、その日のご飯の主食がご飯だろうがパンだろうが、味噌汁がついてくるのは当たり前。家族公認の味噌汁好き。親はそれを分かっているので、ホテルのバイキングで洋食を選んでも、別で味噌汁をよそって持ってきてくれるくらいであった。具さえちょこっと変えてくれれば、1ヶ月ぶっ続けで味噌汁生活を強いられても上等である。

最近は市販の味噌汁も質がよくなり、いかにも「インスタントっぽさ」を感じさせないクオリティのものが増えたが、やはり手作りの味噌汁には敵わない。
が、私は一つ気になった点がある。家で母が作る味噌汁はいつも具沢山である事だ。お玉で具を掬えば、いつも野菜がてんこ盛り。それが当たり前になってしまい、他所で食べる味噌汁やインスタントの味噌汁を少し物足りないと思う事がある。その事を母に聞いてみたら、母は言うのだ。

母「味噌汁の具が多いのはうちくらいのもんだよ」
私「ゑゑゑゑゑ!?」

そう、私は知らなかったのだ。「我が家の味噌汁は特別具が多い」という衝撃の事実を。
私の中で思っていた「当たり前」が、世の中ではちっとも「当たり前」なんかじゃない事はよくある話。まぁ分かってはいるけれど…ちょっと怖いなとも思う。この年になって、まだ世間をこんなにも知らないのかと自分で呆れてしまう。


世間を知らないといえば、病院食で出された味噌汁に玉ねぎが入っていた時は驚いたものだった。うちにそんな文化はない。初めてだった。あり得ないと思っていた組み合わせで具が入っていたりもして、自分の中で「これはこうである」と思っていたものがその時ガラガラと崩れたのを思い出す。そのお陰で玉ねぎを食べられるようになったので、感謝と言ったら感謝なのだが(でも未だに信じられない)。

皆さんのご家庭はいかがだろうか。「自分の家の常識」があったら教えてほしい。もしかしたら、「実は周りとちょっと違っていた」という新事実を知って驚く日が来るかもしれませんよ。

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