楽しく、効率よく数学を学ぼう!
- 2020.11.16
- ブログ
こんにちは。ブログ担当の中島です(^_-)-☆
あっという間に11月になりましたね。私は読書の秋を満喫しています♪。特に教育学や英文学の本が好きなのですが、最近図書館から借りた本の中にとても興味深いことが書かれていました。それは秋田市の某支援学校での数学の授業風景です!
そこで皆さんにモンダイをひとつ(^^♪。
合計2017円の買い物をし、2020円払うのと、2022円払うのとでは、お釣りの「硬貨の枚数」が少ないのはどちらでしょう!?
正解は後者!前者では1円玉が3枚、後者では5円玉1枚(あくまでも5円玉で来たとして、です(^^;))。そう、お財布の中を小銭でパンパンにしないためにも数学の考え方は役に立つのです!
さて、冒頭の支援学校では、生徒はペア・グループ活動を通じて、小さい白板とマグネット付き硬貨を使い、両替やいろいろな金種の組み合わせ、支払い方法、お釣りの硬貨の枚数を少なくする方法などを学びました。そしてこの授業を、普段の買い物や中学部の合同学習での購買シミュレーションに活かしました。すると9ヶ月で、買い物の機会が増えた子どもが全体の約半数に増えたそうです!また、買い物といえば飲み物やお菓子、本、CD、お使いのみだったのに加え、文具、おもちゃ、弁当やおにぎりというように、カテゴリーの範囲も広がったそうですΣ(・ω・ノ)ノ! 覚えると、買い物するのも楽しくなるんですね。
ところで皆さん、ここでさっきのモンダイを思い出してください(^^♪。1円玉を3枚もらうか、5円玉を1枚もらうか・・・。この考え方を数字の概念の体系的理解(ちょっと難しそうですね(‘ω’))といいますが、生徒さん達にはやはり分かりにくかったようです。
私はどちらかといえば、1+1=2などの等式に慣れることや、+、-、×、÷の羅列の計算練習を積むこと、それを買い物学習に活かすほうが理解しやすいのではないかと思うのです。「5円玉6枚で30円」、「500円玉1枚と10円玉22枚で720円」などなど、基本の計算が早くできれば買い物だけでなく将来の色々な仕事に役立てることができます。
特別支援学校はご存じのように、コミュニケーションをとるのが苦手な方や、勉強内容の理解が遅い方などを多く受け入れています。だからこそ、その方たちが大人になっても困らないような計算能力を身に着けることはとても大事なことです。そして、数学がどんな場面で役立ち、生活をより豊かなものにするのか学ぶことを、数字好きなワタクシ中島としては切実に望むのです(*^-^*)!
- 数字が役立つ場面を教える。
- 計算練習を朝や科目の時間に毎日行う。
- 合同学習や家庭での買い物に応用させる。
もし私が数学の先生になったらこんなカリキュラムを組むのになあ…。などと想像しながら、一人でもたくさんの子供が数学を好きになってくれたらいいな、と願う中島なのでした(*´ω`*)。
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