誰かのための、自分ごと。 ~避難訓練を通じて~
- 2019.12.18
- ブログ
こんにちわ。スタッフの田川です(^^)/。
いよいよ本格的な冬将軍の足音が聞こえてきましたね!寒さ対策は万全でしょうか?
小雪のちらつく11月某日、はっぴーわーきんでは毎年恒例の避難訓練が行われました。
実はわたくし田川、障害のある方々が利用する事業所での避難訓練は初体験。いつもの、「アナウンスに従って建物の外に出てくださーい!」的な訓練(つまり誘導される)とは立場も勝手も違うことに、ドキドキきょろきょろしていると、もっとドキドキしている方が。
「車椅子には乗ってもらったままで、4人で持って階段を降りまーす(^◇^)!」
という弊社代表(B型独身空手黒帯弐段)の掛け声に、もう不安と緊張しかなくなった車椅子のYさん。見るといつもの笑顔がすっかり消えてしまっています(>_<)。
・・・・・・でも、想像してみてください。
いざ災害時、一人では逃げられず、しかも誰だって一刻も早く逃げたい時に、他人に持ち上げられて後ろ向きに階段を降ろされる、完全に他人の手に委ねられた自分の姿を!
「お、落とさないでえええええーーーっ(>_<)」←心の声
「Yさん、大丈夫だよ!みんなを信じて!」と話しかけると、少し微笑んでくれましたが、身体に障害を持つ方の災害時の不安は想像以上でしょう。かくしてYさんは、皆の協力のもと無事に階段を降りましたが、“やはり車椅子は単体で運び、人は抱えて避難する方がスムーズだ”という結論に達し、Yさん、ますますホッとしたのでした(^^ゞ。
その後、消火器やAEDの使い方を実践。「やってみたいひと!」と言われて率先して手を挙げる方、質問しながら仲間の手つきを熱心に見入る方・・・・。実に濃密で、学びの多い避難訓練となりました。
そして皆さんの真剣な表情を見て気づいたことは、避難訓練は、避難経路を確認するためにだけあるのではなく、他人を助けるためにもあるのだということ。
自分の行動ひとつで、誰かを助けられるかもしれない。
そう思うと、皆さんのようにきちんと覚えなきゃ!とあらためて感じるのでした。
秋田県は比較的、自然災害が少なく住みやすいと言われます。しかし、いつ助けられ、また助ける立場になるか分かりません。災害への対策について、誰かのための自分ごととして今一度姿勢を正したいものです。
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